手術後に弾性包帯を巻いたり、怪我をした際に弾性包帯を巻くことがあります。なぜ弾性包帯を巻くのかについて掲載していきます。
弾性包帯とは、普通の包帯に比べて包帯に厚みがあり、伸縮性のある包帯のことをいいます。幅の細いタイプもありますが、医療でよく使われるのは、幅の太い大き目の弾性包帯です。圧迫する力が他の包帯よりも高く、患部を保護したり、手術後のうっ血の予防などに効果があります。巻き方が少しだけ難しく、圧迫しすぎてしまうと患部がうっ血を起こすことがあるので注意が必要になってきます。
手術後に弾性包帯を足や手の部分にまくことがありますが、あれは神経障害や血液循環障害を防ぐために行っています。血管自体を適度に圧迫することによって、循環障害を防いでいきます。ちょうど筋肉の代わりのようになり、血液の流れが遅くなったりするのを防ぎます。
静脈の中を戻ってくる血液には、自分で心臓まで戻る力がありません。そこで、抹消部分から中枢側へ包帯を巻いていくことによって、血液を押し出すようになり、循環障害を防いでくれるという仕組みになっています。さらにストッキングを巻くことによって、圧力を一定に保つことができるようになります。
弾性包帯は、普通の包帯よりも伸縮性があるため、強く圧迫してしまうことがあります。強く圧迫してしまうと、先ほど述べたとおり血液の循環障害を起こしてしまうことがあります。そこで、弾性包帯は強めに巻くのではなくて、皮膚を若干圧迫するくらいの力で巻いていくようにしましょう。怪我の場合も、手術後の場合もほとんど巻き具合は同じくらいです。かゆくなったり、皮膚が変色してきた場合には強く巻きすぎの可能性があるので、少し緩めてあげるといいでしょう。